果物の中でも美味しさでは一、二を争うほど人気のある果物「ぶどう」。そんなぶどうですが、食べるときには房から粒を取り、そのあと皮を剥いたり、種を取ったりなど、ちょっと食べるのが面倒だなぁ…なんて思うこともしばしば。

 

あるアンケート調査では食べるのが面倒な果物のナンバーワンはぶどうだとか。

しかし最近では種無しぶどうや皮ごと食べられるぶどう、そして両方を兼ね備えた食べやすいぶどうが人気だそうです。今回はそんな人気のある川後と食べられるぶどう、種無しぶどうについていろいろとご紹介します。

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今人気の「皮ごとたべられる」ぶどうについて

日本ではぶどうを食べる際、ほぼ皮を食べません。

これは日本では皮が厚い品種のぶどうが普及したからです。皮の厚い品種が普及した理由は、雨の多い日本ではぶどうの実が水分過剰で裂けてしまいやすいため、薄皮の品種の栽培は難しかったからです。

 

ちなみに海外に目を向けると、海外のぶどうは皮ごと食べられるぶどうが多いそうです。

しかし最近では研究や品種改良が進み、皮ごと食べられる国産ぶどうが増えてきました。またその食べやすさから、近年は皮ごと食べられるぶどうに人気が集まっています。

皮ごと食べられるぶどうの人気品種「シャインマスカット」

皮ごと食べられるぶどうの中で、「シャインマスカット」が最近では一番よく目にするのではないのでしょうか。その名の通りとても艶のあるマスカットで、見た目だけでなく味も香りも抜群です。

 

シャインマスカットは2006年に品種登録されたばかりのまだ新しいぶどうですが、最近の品種にも関わらず、爆発的な人気。

その理由は、なんといっても糖度20度を超える甘さ!

ぶどうの標準的な糖度が17度といわれていますが、それと比べてみても甘さの違いは歴然です。また皮ごと食べられることに加え、種もないためにとても食べやすいです。

そして一粒一粒が大きく食べ応え抜群なので、大人から子供、さらにお年寄りなど幅広い層から人気を集めています。

 

また消費者からの人気だけではなく、栽培する生産者からも高い人気を集めています。

それは育てやすくて手間がかからないから。米国産ぶどうの持つ「病気に強く果実が割れにくい」点と欧州産ぶどうの持つ「硬くて締まりのある肉質・大粒の果実といった品質の良さ」という良いところを持っているので、栽培農家からも注目されているぶどうです。

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その他の皮ごと食べられるぶどうたち

ゴールドフィンガー

8月中旬から8月下旬が旬のぶどうです。皮ごと食べても美味しくて蜂蜜のような芳醇な甘みが特徴的です。

リザマート

8月中旬から8月下旬が旬のぶどうです。皮ごと食べられてジューシーな果肉が人気です。ただ皮が破れやすいので栽培の難易度が高いとされています。

ロザリオビアンコ

1粒1粒が大きいぶどうで、しっかりとした果肉が特徴的です。皮ごと食べられますが、皮は非常にむき易いので皮むきにして食べるとさらに甘みが際立ってなお美味しいです。

ニューナイ

ぶどうにしては珍しい細長い形をしています。非常にジューシーな果肉をしており酸味控えめ甘み強めのぶどうです。皮ごと食べると皮から肉汁があふれでる感じがたまりません。

デラウェアなど種無しぶどうはどうやって栽培するの?

食べる時に種が口の中に残るのがわずらわしくて、ぶどうをあまり食べない人もいますが、デラウェアのように種がなくて食べやすい種無しぶどうは子供にもとても人気があります。

この人気の高い種無しぶどうですが、実はその多くは最初から種が無いのではなく、栽培の過程で「ジベレリン」などの植物ホルモンを使用することによって種無し処理をしています。

 

通常、果実はめしべの柱頭に花粉がついて受粉することで子房の中に種子ができ、子房がふくらんで実になります。ところが、ぶどうは受粉しなくても、房をジベレリン液に浸すことで実を作ることができます。

その結果、受粉していないので種なしぶどうができるというわけです。

 

ジベレリン処理は満開前と満開後の2回に渡って行います(品種によって時期が異なります)。1度目は種なしにするため、そして2度目は果粒を肥大化させるためです。

2度目の処理をしないと果粒が成長しないため、手間がかかりますがこの作業は欠かせません。このように大変な作業のおかげでおいしい種なしぶどうが食卓に届いています。

 

ただ、ジベレリン処置は完璧ではなく、品種によっては種が少し残ってしまうものや、味がかすかに薄くなってしまうものもあるそうです。

ちなみに種無しぶどうのすべてがジベレリン処理を行っているわけではなく、元々種のない品種もあります。

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まとめ
  1. 日本では皮が厚い品種のぶどうが普及したため、一般的にぶどうを食べるときはぶどうの皮を剥いて食べます。しかし最近では研究や品種改良が進み、皮ごと食べられる国産ぶどうが増えてきました。またその食べやすさから、近年は皮ごと食べられるぶどうに人気が集まっています。
  2. 皮ごと食べられるぶどうの中で近年人気があるのは「シャインマスカット」。その理由は糖度20度を超える甘さと種もないためにとても食べやすいこと。そして一粒一粒が大きく食べ応え抜群なので人気を集めています。
  3. 他にも皮ごと食べられるぶどうはゴールドフィンガー、リザマート、ロザリオビアンコ、ニューナイなど。
  4. 子供などにとても人気があるデラウェアのような種無しぶどうの多くは、栽培の過程でジベレリン処理という植物ホルモンを使用して受粉させずに実を付けさせるようにする処理を施しております。ただ、ジベレリン処置は完璧ではなく、品種によっては種が少し残ってしまったり、味がかすかに薄くなってしまう場合もあります。

様々な品種改良や栽培技術の向上で、美味しいぶどうがさらに食べやすくなっただけでなく、ぶどうの皮には非常に栄養が豊富に含まれていますので、剥いて捨てるのはもったいないです。

是非今日紹介したぶどうを皮ごと食べてみてください。