あさつきと聞いて思い浮かぶのはどんなねぎでしょうか?

私が思い浮かぶのは細めの緑色のネギです。でも、この答えは人によって違うかもしれませんね。

 

というのも、西日本と東日本(特に関東)では実はそれぞれに違った認識が定着しているようで、西日本では、あさつきを含む薬味に使う細い緑色のネギ類をすべて「わけぎ」。

関東ではあさつきのことを、ねぎの一種を若採りしたものと認識しています。

 

これは、関東では代用品として出回ったものがあさつきとしてそのまま定着してしまったからですが、実は、いずれも正式ではないんです!

今回はあさつきと他の間違えやすいネギ類との違いを調べ、さらにあさつきの旬とあさつきの凄い栄養と効果、そしてとっても美味しいあさつきの食べ方、最後に保存方法についても調べてみたのでご紹介致しますね。

[ad#co-1]

あさつきとは?わけぎや万能ネギとは違う?

浅葱(あさつき)とはネギ属エゾネギの変種です。

混合されている方も多いようですが、ネギ(万能ねぎ)とわけぎとあさつきは同じネギ科ですが種が違います。

見た目も似ていますが、あさつきはネギよりも色が少し薄く食用ネギの中では最も細いのです。

 

さらにビックリな事実はあさつきはネギ属エゾネギの変種、わけぎはネギ属ワケギの種類で、あさつきは野草、わけぎはネギとタマネギの雑種となり、両者ともにネギと違い球根があるんです。

ちなみに、「万能ねぎ」はねぎの品種を福岡県のJA筑前あさくらが商標登録した商品名だそうです。

 

ですから、あさつきは「わけぎ」と同様、「ねぎの親戚だけど種の違うネギ科の中でも特に細いねぎだということですね。

あさつきの旬

あさつきは一年中市場に出回ってはいますが、生産量自体はネギ全体の約1%程しかありません。そういえば、他のネギ類と比べるとあまり見かけないかもしれませんね。

また、値段もネギほど安くはないです。

 

そんなアサツキの旬は春と秋で、夏になると枯れて土の中で休眠状態となります。

このような植生なので、東北地方のあさつきは冬から早春にかけてが旬となり、新芽の部分を収穫したものとなります。

刻むほど効果がある?あさつきの栄養素「アリシン」

あさつきにはビタミンB1、B2、B6、パントテン酸をはじめとしたビタミン類と葉酸が豊富に含まれています。

特徴としては、あさつきを含むネギの辛味は硫化アリルの一種であるアリシンという成分によるものでこれは玉ねぎやニンニクにも豊富に含まれているものなんです。

ネギ、玉ねぎ、ニンニクに共通することと言えば、「独特の臭い」。この匂いの元となるのがアリシンだったんですね。

 

実は、このアリシンはかなり強い殺菌力を持っています。ネギ類が薬味とされるのもそのためです。

少しにおいますが、組み合わせによっては食中毒を防ぐために食べたほうが良さそうですね。薬味は昔からの知恵ですから。

 

ここでワンポイント!

アリシンは細胞を破壊することによって作り出されるので、刻むほどアリシンの効果は高まります。

ただ、時間とともに減っていくことと、水溶性のため、水洗いすると流出してしまうので注意が必要になってきちゃうんですよ。

なので、栄養を最大限に生かすには、とにかく早めに調理して食べるのが一番です。

[ad#co-1]

 アリシンの他にもビタミン類も豊富

また、あさつきに含まれるアリシンは血行をよくして体を温める作用があり、滋養強壮のあるビタミンB1の吸収を高め疲労回復にも効果があります。

ビタミンB1自体、元々あさつきには豊富に含まれています。ネギ類が風邪に効くと言われるのはこのアリシンと豊富なビタミン類との相互作用のためでもあると考えられます。

 

さらに、アリシンは抗酸化力もあるので免疫力を高め動脈硬化や高血圧を防ぎ、生活習慣病の予防と改善の他、がんの予防にも役立ちます。

ネギ類は身体に良いとよく聞きますが、本当に凄い効果があったんですね。風邪から生活習慣病、そして何とがんまで予防することができるとは!

あさつきやネギだけ食べればよくなる!ということではありませんが、毎日の食生活に取り入れていくことでよりその効果を得ることができると思うので、ぜひあさつきを食べて免疫力をアップしぜひ健康を維持しましょう。

あさつきのおいしい食べ方

あさつきは他のネギ類と比べて辛味と風味がありますが、ゆでるとほんのり甘くなります。

あさつきの料理法はは、通常のネギ類とほぼ同じです。

ですので少し辛味のある薬味や飾りの青物として万能に利用することもできますしお好み焼きや卵焼きなどに混ぜて焼いても美味しいです。

また、根元部分にある球根の食感が残りほんのり甘いので、さっとゆでて、酢味噌や胡麻などでぬたやおひたしにするのもとても美味しいです。

酢味噌は味噌・酢・砂糖を好みの分量に混ぜるだけで作れます。

 

ぬたを少し豪華にするときは他の食材と和えるのもオススメです。

あさつき単品でも美味しいですが、イカやエビ、タコなどのゆでた海鮮系と和えるのも相性が良いです。

 

他にも、あさつきにそのまま衣をつけて天ぷらにして塩をさっとふって頂くのも美味しいですし適当な長さに切って、肉類やもやしなどの野菜と共に炒め物にしても、あさつきだと球根部分の食感が少し残って美味しいです。

 

それと、味噌とにんにくと砂糖を混ぜてネギ味噌(あさつき味噌?)にするのも最高ですよ。

他の料理よりも日持ちも多少しますし、作ったあさつき味噌をおにぎりの具にしてもとっても美味しいです!

あさつきの保存方法/冷凍保存方法

生のあさつきを保存するときは、濡らしたキッチンペーパーもしくは新聞紙で包み、保存袋に入れ、出来るだけ縦になるように冷蔵庫に入れて保存します。

この保存方法だと期限は3〜5日ほど。

 

また、あらかじめ刻んで保存する場合は、あさつきを切る前に水気をきり、キッチンペーパーを敷いた密閉容器にラップをしてフタをして冷蔵庫に保存します。

こちらも保存期限は3〜5日ほどです。

冷凍保存のやり方と注意点

長期で日持ちさせたい場合は、刻んで冷凍保存という手もあります。

ただし、薬味としてのネギの風味は落ちてしまいますので、飾りの青物として使用したり炒めものなどに使用するほうが良いでしょう。

 

保存方法はまず、あさつきを切る前と切った後に、キッチンペーパーなどでよく水分を拭き取ります。

水分を取らないと解凍したときにべちゃっとしてしまうので、 徹底して水分を飛ばしたい場合は、新聞紙かキッチンペーパーの上で一晩乾燥させても良いです。

水分を取ったら、密閉容器にラップをした上にフタをして冷凍保存します。

うまく保存できた場合、スプーンですくえるほどサラサラに保存できます。

 

どちらにしろ、長く保存すればするほど鮮度も落ちてしまうので、美味しいうちに早めに使い切ってしまいたいものですね。

[ad#co-1]

まとめ

色の少し薄めで細めなねぎといった風貌の「あさつき」

旬の時期や栄養素を最大限に引き出す効果的な調理方法から保存方法まで理解していただけたでしょうか?

 

普段のねぎの他にもあさつきを使用することで料理のレパートリーが増えますので、この機会にぜひあさつきを食卓へ取り入れてみてください。