上の写真のようなニンジンを見たことありますか?これは、私が育てたニンジン第一号です。あまりにセクシーだったので、思わず写真に撮ってしまいました。

無農薬、化学肥料不使用で有機野菜を一時だけですが、有機野菜栽培農家さんに教えてもらいながら作っていました。そこでは、正しい知識をしっかり持っている事の大切さを学びました。

今回は、無農薬を使わない野菜づくりについてお話していきたいと思います。

正しい知識その1 農薬について知っておこう!

「農薬」というと、ホームセンターで販売している物をイメージしますよね?プラスチックの中に入った液体や固形の物もあります。

種の時点で農薬が使われてる場合もあります。どういう事なんでしょか?

種を買う時に袋の裏側…見たことありますか?

上の写真は、種の袋の裏を拡大したものです。種子消毒という処理がされている種の場合このような表記をされています。

苗でなく種からしか育てられない野菜(にんじん、大根、小松菜など)もあります。

袋の裏には、その他にも、地域によって栽培に適した時期やこの種がどれだけの確立で芽を出すのか?という細かい情報が書かれています。

                    種子消毒されたトウモロコシの種

私は、娘のためにトウモロコシを栽培しました。その時に、ホームセンターから買ってきた種を見てビックリしました。ピンク色なんです。その時の私は、袋の裏などしっかり読まず買ってきてしまいました。

トウモロコシは、種から畑で育てることが可能なのですが、蒔いてすぐにカラスや鳥に食べられないように種子消毒をされていることが多いようです。

種子消毒(種を農薬処理)していない種も良く見れば販売してます。昨今、なかなか難しくなっているので、種子から農薬を使いたくないと言う方は、「種苗屋」(しゅびょうや)に行って直接確認するのもお勧めです。

食べれる農薬って知ってる?

キュウリを栽培した時の話です。ウリハリムシという害虫に葉を食べられ弱ってしまった苗を見て私が農家さんに相談したんです。するとある液体を渡されました。

焼酎とトウガラシ、にんにくで作ったものです。この液を10倍程に薄めて葉に吹きかけました。それを3日程続けたんです。すると…しばらくウリハリムシがいなくなりました。

ウリハリムシは、キュウリやメロン、カボチャなどの野菜を食べる害虫です。この害虫に苗の時期に食べられそのまま枯れてしまう事もあります。

無農薬野菜づくりで度々、活用されるのは人間が口にしても害のない食品から作る天然の薬です。それは、木液だったり、牛乳だったりします。害虫を一時的に排除して野菜の成長を助けるのです。

食品名 効果 デメリット
牛乳 アブラムシ 匂いがあるため庭で使用する時には注意
酢(穀物酢) うどん粉病などの予防 かけすぎると枯れる事がある

※牛乳や酢は、水で薄め霧吹きなどで散布します。

正しい知識その2 育てやすい野菜を選んで楽しく無農薬野菜づくりにチャレンジしよう!

さぁ、野菜づくりを始めるぞ!と思ったとき思い浮かんだ野菜は何ですか?トマト、トウモロコシ…などですか?

ちょっと、待って下さい。きっと、頭で思い浮かんでいる野菜は栽培が難しい可能性があります。せっかく自分で育てるのだから食べたい野菜を作りたい気持ちもわかります。でも、育てやすい野菜をすすめる理由もあるんです。

食べたい野菜より育てやすい野菜を選ぶ理由は?

初めての無農薬野菜づくりで、ちゃんと育たないとガッカリします。そして、やる気もなくなります。それでは、もったいないです。

まずは、確実に野菜を育てて、食べて欲しいんです。無農薬野菜づくりはコツも必要です。あなたの畑の土がどんな野菜と相性がいいのか?続けていかないと分からない事もあるのです。

「メジャーな野菜は、意外に作るのが難しい」と農家さんにも言われました。例えば、大玉のトマトです。私は、農家さんのアドバイスより自分の作りたい野菜を優先させました。

結果は、農家さんの言った通りになりました。20本も植えたのにその内、実が収穫できたのは5本だけでした。しかも、ちゃんとしたトマトになったのはたったの18個だけでした。技術が伴わなければ、労力だけで努力は報われないのです。

比較的育てやすい野菜(冬の栽培は、なかなか難しい所があるので、今回は春・夏・秋の)を紹介します。また、地域によっては特産品になっている野菜が育てやすい事もあります。(その野菜にあった風土である)参考にしてみて下さい。

季節(植える時期) 野菜(品目)
ミニトマト ニンジン ピーマン キュウリ
小松菜 ジャガイモ
チンゲン菜 にんにく たまねぎ

育てる野菜は、決まりましたか?では、その野菜たちはどのように畑に植えましょう?悩みますよね?実は、野菜によっては相性が良いものと悪いものがあるんです。見て行きましょう。

正しい知識その3 相性の良い野菜と悪い野菜を知ろう!

一言、「野菜」といっても、風に弱い野菜、直射日光が嫌いな野菜、水がたくさん欲しい野菜といろいろな特徴があるんです。畑で育てる時にそれぞれの特徴を見て植えていくのも大切なんです。

組合せさえ上手くできれば、野菜同士が協力する事もあります。どういうことでしょうか?見て行きましょう。

野菜同士も協力するってホント?

例えば、茄子やピーマンは風に弱いです。

ミニトマトの横にピーマン、その横に茄子を植えるという工夫です。ミニトマトは育つと背が高くなり風除けになります。但し、トマトと茄子の相性が良くないのでピーマンを間に入れる工夫が必要になります。

お互いの相性がいい野菜をコンパニオンプランツとも言います。では、見て行きましょう。

正しい知識その4 コンパニオンプランツって何?

お互いの成長を良くしたり、害虫を寄せ付けない組合せをコンパニオンプランツと言います。


上記の本は、実際に私が野菜づくりの時に参考にした本です。イラストが多く初心者にも分かりやすいと思います。気になる方は、見てみてください。

コンパニオンプランツは、さまざまあります。主なものを少しだけ紹介します。

主野菜 相性が良いもの 効果
ピーマン にら 害虫駆除
にんじん たまねぎ 互いの害虫駆除
ジャガイモ たまねぎ 病気の予防
きゅうり だいこん キュウリの萎凋病予防

上の表には、共通して相性のいい植物があります。それはマリーゴールドです。コンパニオンプランツが難しくて分からないという方は、マリーゴールドと一緒に育ててみるのも方法です。

マリーゴールドは、コンパニオンプランツのアイドル的存在です

相性の良い植物や野菜がわかったら、それらをどう畑に配置するか?考えましょう。

部屋の中にどんな配置でベッドを置くとか机は窓側がいいとか…それと同じように畑にも配置を決めて育てると良いことも多いです。

正しい知識その5 畑の設計図を作ることの大切さ

畑の中にどんな野菜をどこに植えるのか?を考えましょう。これは、相性や収穫時期も考えて行うとスムーズに農作業ができます。ちょっと難しいかも?!と思っている方がいるかもしれません。大丈夫です。コツさえわかれば意外に簡単ですよ。必要な情報は、以下の通りです。

  • 育てたい(育てやすいもの)を決める
  • お互いの相性を確認する
  • 畑の風向きや日光の当たり具合を確認する

先ほど、おすすめした育てやすい野菜(春植え、夏以降の収穫のもの)をどのように配置するかの参考です。配置図を作ってから、畑を作るとスムーズです。おすすめします。

たまねぎ ミニトマト ピーマン きゅうり 茄子
マリーゴールド

       風向きは→

無農薬野菜づくりは、年間(地域によっては冬の栽培が難しい事もあります)通してありますね。春植えし、夏の収穫が終わるころに夏植えや秋植えをしていきます。

年間の計画表を立てておくと楽です。では、どのように立てたら良いのでしょうか?

年間計画を立ててみよう

連作障害(れんさくしょうがい)という言葉を聞いた事はありますか?野菜によっては、連続で育てると、病気になりやすくなることがあります。また、野菜にはそれぞれグループがあり、そのグループの野菜を連続して育てる事も連作障害をおこすことがあるんです。

主なグループとは…?

グループ名 野菜(主なもの)
アブラナ科 小松菜、ブロッコリー、大根、キャベツ白菜、かぶ
セリ科 にんじん、パセリ
ナス科 ナストマトピーマンじゃがいも
ウリ科 キュウリ、カボチャ、メロン、すいか

連作障害(れんさくしょうがい)がでやすいグループは、ナス科、アブラナ科、ウリ科などが有名です。特に太文字の野菜については、連作障害がもっと出やすい野菜です。

例えば、春にじゃがいも(ナス科)を収穫し、その後、同じ畝(うね)で茄子(ナス科)を植えると、同じグループになるので連続になるという事です。

おすすめの組合せを紹介します。

  • きゅうり→ねぎ→インゲン
  • トウモロコシ→大根→ナス
  • 大根→ほうれん草→きゅうり
  • ナス→カブ→ほうれん草

上記が絶対という事はありません。参考にして下されば幸いです。

まとめ

いかがでしたか?今回は、実際どんな野菜を育てるか?を決める時に役に立つお話をしていきました。

  • 種を購入する時には袋の裏面の説明も読み、その野菜について詳しい情報を得る事が大切
  • 無農薬野菜づくりでは、天然な薬を使って野菜づくりする方法もある
  • 育てたい野菜より育てやすい野菜を選ぶ事で失敗が少なくなる
  • 無農薬野菜づくりは、コンパニオンプランツを上手く活用する
  • 野菜の特徴を知って、畑で育てることが大切
  • 連作障害(れんさくしょうがい)を避けて計画的に無農薬野菜づくりを楽しむ

最初は、難しい事や分からない事もあると思います。やってみて、失敗から学ぶ事もたくさんあります。苦労したからこそ楽しい無農薬野菜づくりになると思うんです。この機会に、ぜひチャレンジして頂けたら嬉しいです。