あんまり日持ちしない茄子

分かっちゃいるけど、そこをなんとかできるだけ日持ちさせたいっ、というのが主婦の切実な願いですよね!!!!お得な時に買いだめして、できるだけ長く、おいしく食べたいな~と思うのは自然なことです(笑)

今日は意外と知られていない茄子の保存方法に関する様々な情報をお伝えしていきたいと思います。

これを読むと読まないのとでは、なすの日持ち日数がぐ~んと変わります!!ぜひ内容を覚えて、日々の生活に役立ててくださいね~。

ナスの賞味期限や保存期間ってどのくらい?

なすは夏に旬を迎える野菜のため、寒い気温よりも暖かい気温を好むお野菜、といわれています。

また、切り口から変色しやすいため、一度包丁を入れた茄子はすぐ使う、が基本です。ただし、今回は参考までにそれぞれどんな方法でどれぐらい日持ちするのか、も詳しくお伝えしたいと思います!!

(1)切っていないナスの保存…〈常温〉で保存可能な日数と保存時の注意点は?

ナスは常温でも3日ほど日持ちします。

「え、常温でいいの?!」ってちょっとびっくりしますよね。ただし、年がら年中、いつだってナスは常温がいい!!!というわけではなく、ポイントは保存時の温度です。

ナスは保存時の温度が10℃以下になると低温障害を起こしてしまうんです。

暑い夏生まれの野菜なので、寒さが厳しくなるとその冷えに耐えられず、傷んでしまうんですね。

具体的にどのくらいの温度がナスにとっての適温なのか、というと…10℃から12℃くらいだそうです。

一般的な冷蔵庫の場合、冷蔵室は2~6℃、野菜室が3~7℃くらいの温度に設定されているのが標準ですので、どちらもなすにとってのベスト温度をかなり下回っていますよね…。

保存時は冷蔵,常温を使い分けよう!

住んでいる地域やお家の環境は影響してきますが、なすは必ずしも要冷蔵が最適ではないことを覚えておくと良いですよ!!

温度計をチェックして、室温が10℃くらいであれば、そのまま冷蔵庫へ入れず常温においておこうかな、という目安にするのもいいかもしれません。

保存時の注意点

ただし、ムシムシじめじめしたキッチンや逆に乾燥しすぎているところに放置、はNGです!!

ナスは水分の多い野菜のため、熱気がこもり、じめじめする環境ではカビが発生しやすくなってしまうのですが、同時に大変乾燥にも弱い野菜なんです。

非常にデリケートなんですね…常温で保存する場合は、適度な風通しがある冷暗所が必要です。

気温が低い季節には、キッチンペーパーや新聞紙でくるんだり、紙袋や段ボール箱に入れたりして、10℃以下にならないように工夫するといいですよ。

ただし、当たり前といわれるかもしれませんが、一度カットしたものは常温では保存できません!!切り口が空気に当たるとどんどん酸化しますので、こうした場合は必ず冷蔵庫へ入れてください。

(2)切っていないナスの保存…冷蔵庫〈野菜室〉での保存期間や保存方法の工夫

冷蔵庫の野菜室であれば1週間程度の保存が可能です。

先ほどもお伝えした通り、冷蔵庫の野菜室の設定温度は3~7℃といわれていますので、そのままポンっと放り込んでしまっては、なすにとって寒すぎ=日持ちしない、ということになりかねません。

そこで、なすの好きな温度に近づけるよう、保存時に工夫をしてあげます。

冷蔵保存時の工夫

まだ切っていない茄子は

1本1本ぴっちりとラップに包み、さらに保存袋に入れます

こうして、温度と湿度が低くなり過ぎないようにしてあげることで、だいぶ美味しいままの期間が長くなります。

 

何もしないまま冷蔵庫に入れると、種が黒ずんでブツブツしたり、皮がだんだん茶色くなったり、と風味が劣ってきてしまいます。

なので、ちょっと面倒ですが、最初のこのひと手間、が美味しさを左右するのだ!!!と自分に言い聞かせて、頑張ってラップ巻きをしてみてください。

ほんの少しだけ保存したい場合

日持ちを重視せずに、「今日明日くらいには食べちゃおう」という場合には、ちょっと手抜きをして…ラップで1つ1つ巻く代わりに、

  1. 全部をざっくりとビニール袋に入れて口を縛り
  2. さらにそれを紙袋に入れて口を開かないようにまとめてから冷蔵庫へいれておく、

という方法がおすすめです。

これだと時間がなくてもパパっとできちゃいます。

こうやって買ってきたナスの量と、これからの献立の計画を照らし合わせて『1・2日中に食べきるナス』と『それ以降用のナス』に分けるのも良いですよ。

夏の期間の冷蔵保存の工夫

また、ナスだけでなく、一般的に夏野菜は茄子と同じように『寒さが苦手』という野菜がほとんどですので、
夏の期間は冷蔵庫野菜室の設定温度をいつもよりほんの少し高めの設定に変更してあげる
というのも手です。

ただし、寒いところが好きな野菜、ひんやりとした冷たさが必要な野菜、が一緒にある場合はお勧めできません。

その場合は先ほどお伝えしたように、個別に寒さ対策をしてあげて下さい。

 

また、夏場のキッチンはとにかく暑い!!!!

というお宅の場合は、冷蔵庫の設定温度を上げると他の食品まで傷んでしまうことがあります。ここらへんはそれぞれの事情に合わせて、慎重に工夫してみてくださいね。

(3)切っていない茄子の保存…冷蔵庫の〈野菜室以外〉で保存する場合

もしも、おうちの冷蔵庫に野菜室がない場合はどうしたら良いでしょうか??

野菜室は冷蔵庫内の他の場所に比べて若干温度が高めに設定されています。

野菜室がないということは、他の冷蔵品…例えば生のお肉やお魚なんかが傷まないような温度に設定されているところに夏野菜の茄子を入れるわけですから、かなりの防寒対策が必要になります!!

野菜室以外での保存の工夫

先ほど野菜室での保存法としてラップ+袋をお勧めしましたが、野菜室以外での保存の場合には、

  1. キッチンペーパーや新聞紙などで茄子を1本1本包んでから、
  2. さらに小分けのビニール袋に入れて1つ1つ口をしっかり閉じる

のがおススメです。

こうしておくと、先ほどの野菜室での場合と同じように、乾燥にも低温にも負けずに美味しい状態をキープすることが可能です!!

さらに簡単に保存したい場合

こちらでもやっぱりちょっと面倒だなーと感じる場合は、

  1. ざっくりと全体をひとまとめにして紙でくるんでからビニール袋へ入れて口を縛り、
  2. さらに紙袋などへいれてから冷蔵庫内保管、

というのでも大丈夫です。

野菜室以外での冷蔵庫保存の場合には、『野菜室の時より1枚着物を多め』と覚えておくと良いですよ~。こうすると、野菜室での保存と同じくらい、1週間ほどの保存が可能になります。

切ってしまった茄子の保存について

ここまで、切っていない茄子の保存方法についてお伝えしてきました。

ナスはアクが強い野菜なので、切り口が空気に触れると、とたんに酸化が始まり、どんどん黒ずみが進みます。見た目もいまいちになりますし、味も劣るので、できることならナスは途中にしないで1個丸まる使いきるのがおすすめです。

でもどうしても余ってしまう…ということもありますよね。そんな時におすすめの方法をいくつかご紹介しましょう。

(1)切った茄子…冷蔵庫で保存

1度包丁を入れた茄子を冷蔵庫へ入れる場合には、

  1. 薄い酢水または薄い塩水に数分浸けてから、
  2. 空気に触れないようラップでしっかりとくるんでから冷蔵庫へ入れます。

こうすることで変色や色落ちを防ぐことができます。

ラップでくるむのが面倒だったり、調理の途中だったりする場合には、この酢水や食塩に浸したままの状態でも構いません。

ただし、ナスの栄養は水溶性なので、水に浸ける時間が長ければ長いほど栄養が流れ出てしまう、ということを覚えておいてくださいね!!

この冷蔵保存は『すぐに使う』という場合におすすめな方法です。この状態での日持ちは1日です。

(2)切った茄子…冷凍

半端に余ってしまった茄子は、冷凍することも可能です。冷凍した茄子の日持ちは1か月くらいです。

切ったそのままで冷凍するとアクが気になりますので、数分水に浸してあく抜きをしてから冷凍しましょう。この際、真水ではなく薄い塩水や酢水があれば、色止め効果も期待できます。

長く水に浸けすぎると栄養も流れ出てしまいますので、注意してくださいね。水気があると冷凍した時に茄子がくっついてしまいますので、しっかりと水けをペーパータオルや布巾などでふき取ってから保存しましょう

ナスを冷凍保存する時の注意点!

ナスの形は、自分が食べやすい、もしくは調理しやすいと思う形でいいですよ!

おすすめは、薄切りと輪切りです。薄切りは冷凍も解凍も早くて時短になりますし、厚めの輪切りですと均等に冷凍・解凍できるので、味の劣化が少ないです。

切った茄子は冷凍保存用の袋へ入れ、なるべく空気を抜いてから口を閉じます

この時、冷凍する茄子の量に合わせて、

  1. ちょうどいいサイズの保存袋を選ぶことと、
  2. なるべく平らにして冷凍すること

が、上手に冷凍するコツです!

また、ラップで小分けにしてから保存袋で冷凍すると、ちょっとだけ使いたいときに使いやすいですよ~。

冷凍ナスを食べる時はどうする?

食べる時には、解凍せずに凍った状態でそのまま調理することもできます。

汁気の多い煮物やスープの場合、そのままドボンと投入して、ゆっくり加熱することで自然と美味しく解凍できます。

ナスは油と相性が良く、たっぷりの油を使った茄子料理は絶品ですが、冷凍保存した場合はあまり油との相性がよくありません。

冷凍保存した茄子と油を使う場合

どうしても冷凍・解凍で水気が出てきてしまうので、どうしても油を多めに使いたい場合は、油跳ねで怪我をしないように、

  1. あらかじめ電子レンジなどで解凍
  2. しっかりと水気をふき取る

という工程を経てから調理してくださいね。

冷凍した茄子はじっくり加熱するお料理に向いています

日持ちも1か月、と冷蔵に比べて格段に長持ちしますので、包丁を入れて余ってしまった場合以外にも上手に冷凍を取り入れてみてはいかがでしょうか。

(3)切ってた茄子は…干してみよう!

中途半端に余ってしまった茄子は、冷蔵・冷凍と2種類の保存方法がある、とお伝えしてきましたが、私の一押しは

茄子を干す』です!!とっても簡単なのでおすすめ~。

画像出典

茄子を干す時の下準備

冷蔵庫に入れる場合と同じように、しばらく薄い酢水もしくはレモン水、または薄い食塩水に漬けておきます。

この時、酸性の酢水やレモン水に浸けると色止め効果が高まりますし、食塩水に漬けると色止め効果に加え、水分が早く蒸発してくれることになるので、おすすめです。

時間がないときは切ったそのままのナスに、ぱらぱらっとお塩を降りかけて置いておくだけでも大丈夫ですよ。

茄子の干し方

干し方も簡単。

1番ベストなのは、網やかごに広げて、しっかりとお日様の光にあて、さらに風をしっかり通して…

ですが、とりあえず水切りに使っているザルや新聞紙の上にキッチンペーパーを敷いたものでも下準備は十分代用可能です。

 

あとは風通しのいいところに放置しておくだけでOKです。

簡単なのに、栄養価も上がりますし、なんと日持ちがぐんと長くなります!!

 

干し加減にもよりますが保存期間は、半干しで2か月、完干しだとなんと1年、です!!

干した茄子の保存方法

干したナスは湿気が入らないよう、瓶や保存袋に入れて保存できます

常温でも冷凍でも大丈夫です。この『干し野菜』、しっかりと湿気と日光を防いで低温低湿が保てたら、物理的には一生保存も可能なんです。すごいですよね!!

カットした茄子は冷蔵庫では1日くらいしか持ちませんので、これはもう感激するほどの長さです。

冷凍庫でも1か月が限界ですので、この『干す茄子』がどれだけ長期保存に向いているか、ということお分かりいただけるのではないでしょうか??

昔ながらの『干す』というこの方法、なんだか難しそう…と躊躇してしまうかもしれませんが、やってみると実はと~っても簡単で、なんで今までやらなかったのだろう…と後悔するほどです(笑)

干した野菜(茄子)は最強の保存食に!

私も以前はかなり身構えていましたが、今は茄子に限らず、調理で余ったお野菜はポイポイと順次干してしまっています。

他のお野菜でも同じように栄養価アップと日持ちアップができますので、まずは茄子からスタートしてみませんか??

こちら、災害時の非常食、という観点からもとっても優れた保存方法といえます。

電気を使わないで保存できますし、水分を抜いて保存するのでとっても軽くなり、持ち運びも容易です。そして、食べたいときに水に浸けたらまたいつでも食べることができます。

いいことだらけなので、半端じゃないナスにもおすすめな保存方法です。ぜひ挑戦してみてくださいね。

その他になすが長持ちするおすすめの保存方法

ここまで、ナスを購入してから調理するまで、どのように保存すると良いのか、どんな保存方法があるのか、どれくらい日持ちするのか、ということを見てきました。

最後に、ナスの特徴に合わせたおすすめ保存方法をいくつかご紹介してみます。

①加工してから冷凍

水分が多く、低温障害になりやすい茄子。

先ほどちょっと余ってしまった場合「生で冷凍」という方法がありますよ、とご紹介しましたが、実は元々持っている味が薄く、温度変化や湿度変化にデリケートな茄子は、生のまま冷凍すると、どうしてもお味が変化してしまいがちです。

そのため、冷凍する場合には、生ではなく調理してから冷凍』のほうがおススメなんです。一旦加熱をすることで品質の変化を防ぐ効果があるんですね。

 

調理後に冷凍に適している茄子料理第1位は…『焼きナス』です!!普通に食べても一番ナスの旨味を感じられるこの焼きナス、実は冷凍にもとっても向いているんです。

調理も簡単。皮付きのままグリルで皮が黒くなるまで焼きます。皮を剥いてよく冷ましたら、生で冷凍した時と同様に、なるべく空気を抜いて保存します。

冷凍保存時の茄子の保存方法

丸ごと1本そのままでもいいですし、食べやすく小さくカットしたものを冷凍してもいいです。

自然解凍でひんやり美味しい焼きナス、にしてもいいですし、おみそ汁の具などにも凍ったままぽんと投入してすぐ食べられます。特に暑くてなるべく火を使いたくない夏にぴったりですよ。

また、普段作るなす料理はほとんどが調理後保存袋に入れて冷凍できます。多く作りすぎちゃった、という場合はすぐ冷凍してみてください。

さらにさらに忙しい毎日には、『フライ用に加工して冷凍しておく』というのもおすすめです。

冷凍ナスもフライで美味しく!

〈ナスのはさみ揚げ〉は子どもにも大人気のメニューで、我が家でもよく作るんです。

野菜とお肉で栄養のバランスもとれますし、忙しいときに冷凍庫からぱっと出して凍ったまま揚げれば簡単に1品完成!!多めに作って少し冷凍用に残して冷凍しておくと、いざという時に助かりますよ~!!

【作り方…ナス2個分】

  1. ナス2個は1センチほどの厚さで斜め薄切りにし、両面に小麦粉をまぶしておく。
  2. しょうゆ・片栗粉・みりん各小さじ1で味付けたひき肉60gを、先ほどのナス2枚でサンドするようにぎゅっと挟む。
  3. すべてをサンドしたら、溶き卵、パン粉の順で茄子に衣をつけ、1個ずつラップにくるみ、さらに保存袋に入れて冷凍する。

②悩んだときは、漬物にしちゃうといい

「たーくさん茄子もらっちゃったんだけど、どうしようかな…」というときは、冷凍茄子や干し茄子と併せて、とりあえず1品「漬物」にしてみるのはいかがでしょうか。

常温では3日、冷蔵では1週間ほど日持ちする茄子ですが、漬物にするとそのまま冷蔵するのと同じくらいは持ちますので、無駄にせずに食べきることができます。

基本は、

  1. 茄子の重さの3%の塩を茄子に振って、
  2. 水気が出てくるまでよくもみこむ!

です。

それから軽く汁気を切って、袋や容器に入れてok!他にショウガや青じそ、ミョウガなどお好みの薬味を加えても美味しいです。

茄子の漬物お役立ち情報

日持ちを重視するのであれば、塩分を増やすといいですよ。

塩味の茄子漬にも飽きてしまった、というときには塩の代わりにみりんとしょうゆを使ってみてください。甘みが出て、ご飯がすすむお味になりますよ。

 

「あーどうしよう、何にしよう」と悩んでいる間にどんどんナスの美味しさは損なわれていってしまいますから、

「とりあえず加工して冷凍」とか「とりあえず漬物」、「とりあえず天日干し」など、

とりあえず何かしらの行動を起こしながら、同時に美味しいなす料理を考えていく、というやり方が何よりのおすすめです!!!

まとめ
  • ナスは常温保存可能。
  • ナスを保存する場合は低温障害、乾燥に注意する。
  • ナスは冷蔵も冷凍もできる。冷凍の場合は、調理後がおすすめ。
  • 干し茄子はエコで栄養価もアップ。長期保存に向いている。

ナスは日持ちしないというところがネック…とよく耳にしますが、工夫次第でかなり長く保存できるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ぜひ美味しいなすを長く楽しめるよう、色々と試してみてください!