ピーマン、トマトと並んで夏の野菜の代表格である茄子!!

マーボーナスやなすカレーなど、食欲をそそる料理が盛りだくさんですよね。特に、油との相性がいい茄子。じゅわ~と溢れるお汁や油がたまりません~!!

しかし、毎日毎日こってりしていると胃ももたれてきますし、何よりカロリーが心配…。

もう少し、ヘルシーになすを楽しむために、今日はナスの生食や、さっぱりとした食べ方に焦点を当てて調べてみます。

なすって生で食べられる?? 毒がある?!

究極のさっぱりヘルシーなナス料理って何だろう…と考えて、思いついたのが『生食』!!

以前テレビで、ナスの有名な産地へお邪魔して、採れたて新鮮な茄子をガブリ~としている番組を見たことがあるんです。

その時、「新鮮なナスはこうしてもぎたてを生で食べると甘くて瑞々しくて最高に美味しい!!」と農家さんが言っていたのが記憶に残っていたんですが、試してみる機会に恵まれず来てしまいました。

それに、生食といえばサラダ、ですが…生ナスのサラダっていうのもあまり聞いたことなですよね!?

ナスのサラダというと、ナスをベーコンやトマト、玉ねぎ等と炒めて味付けしたものを、ひんやりしたレタスなどと和えていただくホットサラダのイメージが強かったです…やっぱり加熱をした方が美味しいということなのでしょうか?!

ナスが生で食べられるのか食べられないのか、すごく気になりましたが、はっきり明言されているものがなかったので、自分でナスに関する様々な話をまとめ、考えてみることにしました。

ナスは生食できる?

私なりにまとめると、ナスの生食についてこのようになります。

ナスは非加熱でも食べられる。が、毒性はないとも言い切れない

加熱しない場合は、あく抜きが必須。ただし、アレルギー様の症状が生で食べた時に多く報告されているので注意が必要。】

1つずつ詳しく説明しますね。

ナスは昔から調理されてきた

まずはじめに、【生で食べる】ということ自体について、さまざまな捉え方があります。

なすに関しては、先ほどサラダの例を挙げたように『ただ切って盛っただけ』という料理がほとんど見られないということが分かりました。

それは今に始まったことではなく、昔から、の話です。つまり、昔からアクの強い茄子は生食には向いていない、ということを人々は知っていた、ということなのだと思います。

現在はどんどんと品種改良も進み、市場で流通している茄子は昔ほどアクが強くありません。

それでもやはり、包丁で切った切り口がすぐに黒ずんだり、料理をしていて変色してしまう、というのはかなりアクが強いという証拠です。

 

今よりももっとアクが強かった時代、人々は茄子をそのまま食すことは少なく、非加熱のナス、といえば漬物が主流でした。

ナスの漬物は、加熱していない、という点では生食ですが、塩でしっかり漬け込んであります。

ナスに塩を使うということは、収穫後あまり長持ちしないといわれている茄子の日持ちを長くする、という意味でも、生のままで食するとアクが強くて体にとって害になるから、という観点からも、非常に有効な対応方法といえます。

生で食べる場合の注意点

先ほどのまとめの中に出てきた「非加熱でも食べられる。」「あく抜きが必要。」の2点について、どちらも塩を利用することで、問題をクリアーすることができる、ということが分かりました。

しかし、「毒性がないとも言い切れない」というなんとも不安になってしまう表現がありますので、補足していきます。

 

これは、そもそも「アク自体が毒なので、ナスには毒がない、と断言することができない」ということなのです。

茄子のアクが毒な理由とは?

アクはえぐみ、とも言われ、植物の場合のアクとは、他の昆虫や動物から食べられないよう、自己防衛機能として自ら細胞内に発達させた成分です。

味でいうと「苦み」「渋み」というような言葉で表現され、イメージとしては「あ、こいつはなんだか美味しくないからもう食べるのやめておこう」と思ってしまうような味(笑)

つまり、他の奴らに食べられないように自分を守るための毒!!!というわけです。

 

茄子のアクは、タンニン、クロロゲン酸、ナスニン、ヒアシン、といった様々なポリフェノールが組み合わさり、できています。

先ほどからアクは毒、とお伝えしているので、悪いものでできていると思われてしまうかもしれませんが、実はナスのアクはほとんどがポリフェノールでできています。

茄子のアク「ポリフェノール」の役割

ポリフェノールと聞くと、今度は反対にとっても体に良さそうなイメージですよね?!

そうなんです!!!!

ポリフェノール自体は私たちの体にとてもいい作用をもたらしてくれますし、現にナスの栄養効果を見ても、この複数のポリフェノールが強い抗酸化作用を生み出しているところに注目が集まっているんです。
なすの知られざる栄養がすごい!

茄子とアレルギーの関係

しかし、前にもお伝えしたことがありますが、このアクの問題以外にも、ナスを食べて起きるアレルギー様の症状は生食時に多い、というのも事実なんです。

ナスを食べて、口の中や口の周り、それから喉にかゆみやイガイガ感などといった不快な症状が現れる場合、残念ながら茄子を食べたことでアレルギー様の症状を引き起こしているといえます。
ピリピリ、吐き気・・・なすとアレルギーの関係

こうした症状は、生で茄子を食べた場合にぐんと症状が出やすくなるようです。ナスに対して敏感な体質であったり、小さい子どもの場合などには、念のために生で茄子を食べることは避けていた方が安心かもしれません。

つまり、茄子を生で食べるには・・・?

ここまでを振り返ってみると、

ナスは元々アクが強いので、生で食べるにはあく抜きが必要ということ、

そしてアレルギー様の症状は生で食べたときに出やすいため、ナスに関してアレルギーに似た症状が起きやすい人については、生ではなく加熱の方が安心して食べられる

ということが分かりました。

あく抜きの方法については次回詳しくまとめたいと思いますが、ナスのあく抜きは山菜などに比べると大変簡単ですので、生で食べる際には必ずあく抜き、と覚えておいてくださいね。

生ナスのオススメ!!

ここまで茄子の生食について、ちょっと不安になってしまうようなことを書いてきてしまいましたが、冒頭で農家の人がコメントしていたように、ナスというのは生で食べると美味しいんです!!

だから、ぜひこれまで繰り返しお伝えしました注意点をしっかり押さえた上で、新鮮な茄子を味わってみてください。

オススメの生ナス

ナスは春先から秋にかけて、比較的長い時期にわたって収穫されるお野菜です。またハウス栽培も含めると、通年を通して味わうことができますよね。

火を通さずに生で食べる場合、先ほどから繰り返しているようにあく抜きが必須となりますが、その前にそもそも苦みの少ない茄子を選べば、安心です。

時期としては旬の前半、6月から7月頃のナスは苦みが少なく、柔らかいので、生で食べるのにおすすめです。真夏から秋にかけてはだんだん皮が硬く、苦みも増えますので、生ではなく加熱して楽しむ方が良いでしょう。

また、加熱せずに生で茄子を食べる場合には、季節に関わらずなるべく収穫後すぐの新鮮な茄子を用いる、ということも大切です。朝採りの新鮮ななすが手に入ったりしたときには、ぜひ生のナスを味わってみてください。

水なすは生食にチャレンジ!

             ↑水なすの画像

もし、店頭で『水なす』という品種を見かけたら、ぜひ生食にチャレンジしてみてください。

水なすは皮が薄く、他のものよりたくさんの水分を含んでいるためとても柔らかく、漬物として多く流通していますが、この水なすのルーツをたどると、元々は生食用だったようなんです!!

水なすの主な栽培地である大阪府の泉佐野市や貝塚市は海が近いため、地下水にも塩分が含まれることでアクの少ないナスができていたのかもしれません。

さらにこの水なす、昔は出荷用ではなく、畑の隅に植えられ農作業中の熱中症予防のために生食されていたというから驚きです。水代わりに採って水分補給していたそうですが、生でも大丈夫なんだ!!!!となんだか安心しますよね。

オススメの生なすの食べ方

生のナスでおすすめの食べ方は「塩もみナス」です。手順の中で、簡単にあく抜きも済んでしまいますので安心です。あっという間にできて簡単なのに、様々なおかずにアレンジができます。

作り方ですが、

  1. ナスを薄くスライスしてボールに入れ、塩少々をまぶして軽くもみ、そのまま3分ほど置いておきます。ナス1個に対し、塩小さじ2ほどです。
  2. その後、そのボールへ水200㏄程を足し、また3分ほど置いておきます。
    ナスは塩水に浮きやすいので、ラップやキッチンペーパーをかぶせたり、お皿などをのせておくといいですよ。
  3. ざるにあけて水気をきり、その後さらにしっかりと手やキッチンペーパーで水気を絞ります。

これで基本の塩もみナスの完成―!!

このまま浅漬け状態でご飯にのせて食べても美味しいです。温かいご飯だけでなく、冷ごはんにもぴったりで、これだけでご飯が何倍も食べられちゃいます(笑)

塩もみ茄子のアレンジレシピ

他にもおすすめアレンジご紹介しますね。

・塩もみナス+納豆

納豆添付のタレを入れてまぜまぜするだけ!!

めかぶやオクラ、みょうが等を足して、もっとネバネバ~も美味しいです。

・塩もみナス+レモンドレッシング+粉チーズ

塩もみナスをお皿に並べて、

【レモン汁小さじ1、オリーブオイル大さじ2、砂糖小さじ0.5、おろしにんにく・塩コショウ少々】

を混ぜ合わせた調味料をかけ、仕上げに粉チーズをパラパラとかけます。

トマトや生ハム、パセリ、バジルなどを加えれば、さらにゴージャスで、おもてなしにもおすすめな一品になります。

・塩もみナス+カニカマ

裂いたカニカマと塩もみナスを合わせ、たっぷりとかつお節を加えたら、仕上げにごま油少々をたらして和えます。お好みでみょうがやすりおろしたしょうがを加えると、さらにさっぱりします。

この塩もみナスは冷蔵で1週間ほどは持ちますので、冷蔵庫に常備菜としてストックしておくのがおすすめです!!

他にも、身近な食材を加えたり、味噌やラー油、めんつゆ、などお好みの調味料でアレンジすると、工夫次第でどんどんバリエーションが広がりますので、色々試してみてくださいね。

 

今回お伝えした塩もみナスは薄切りにしたナスで作っていますが、なすは切り方によってもかなり味や触感が変わるお野菜です。

次のページでは、料理の腕がグッと上がる詳しいあく抜き方法や切り方についてもお伝えしますので、お楽しみに!!

まとめ
  • ナスは生でも食べられるが、あく抜きをした方が安心安全である。
  • ナスを生で食べる場合は、鮮度の良いものを選ぶ。
  • 品種や時期によって生食に向いているものがある。
  • アレルギー様症状が出たことがある人は生食は控える。

今日は、生で食べるナスに焦点を当ててみました。

油を使わず、さっぱりヘルシーな茄子だったら、毎日食べても大丈夫ですよね!!!たくさんのポリフェノールを含んでいるナス、ぜひ工夫しながら毎日食卓に取り入れてみてくださいね。

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