なすは主張しすぎない味が魅力で、様々な料理に活用できる優秀なお野菜ですよね。

だけど、一体どんななすをいつ、どんなポイントで選んだらいいのか…最初は私もよく分からず迷っていました。

なすは元々濃い色なので、鮮度の変化も見かけで分かりにくいんですよね。今日はなすの基本となる原産地や生産地情報、そして旬の時期や収穫量、価格の変動とおいしいなすの選び方まで詳しくお届けしていきます。

 

なすの基本を知ると、なすを選ぶ時にもぱっと迷わずおいしいなすを手に取れるようになりますよ!!なすを美味しくお得に食べられるよう、一緒にチェックしていきましょう。

なすの原産地…なすはどこで生まれたのか

なすは色んな料理に使われているので、「なすといえばこの国のお野菜でしょう!!!」とはっきり言い切ることがなかなか難しいんですよね。日本料理にも中華にも、イタリアンにもよく合うなすですが

…実はなすの生まれ故郷は、インドなんです!!!!!

インドの中でも、東部がなすの原産地と言われています。

 

インド東部というと一番日本寄りのエリアで、ネパール、ブータン、ミャンマー、バングラディッシュ、中国というたくさんの国との国境線沿いに位置しています。そうそう、聖なる河、ガンジス川流域でもありますね!!肥沃な大地がなすを育てたのでしょうか!!

インドで発祥したなすですが、その後世界を巡り巡って、日本にやってきます。
壮大ななすの旅についてはこちら【→なす雑学をを知ろう!日本に伝わった道のりがすごい!!

雑学として知っていると自慢できますし笑、楽しいですよね♪

なすはカレーもオススメです

なすの生まれ故郷のインド。インドといえばカレー!ですよね!!!

インドではオクラのカレーが多いそうですが、それと並んでなすのカレーがとってもよく食べられているんですって!なすとカレー、最高に美味しい組み合わせで私も大好きですが、インド生まれの相性抜群コンビだったんですね。

近くに有名なインドカレーのお店があるので、今度行った時にはぜひ本格的なインドなすカレーをチェックしてきて、そのうち自宅でも作れる美味しい簡単なすカレーレシピを考案したいと思います!

なすの収穫時期と旬の季節はいつ??

 

美味しいナスの収穫時期と旬の季節を確認しましょう。

なすの収穫時期〜実は多年草!?〜

なすはインド生まれの野菜ということをお伝えしました。原産地のインドや他の熱帯地方では、なすは大きな木に成長し、時期が来ると実をつける多年生の植物なんだそうです!!

 

日本ではどうでしょうか??

残念ながら、日本のなすは収穫を終えると枯れてしまう1年生のお野菜です。だからこそ、なすが収穫できる季節をしっかりと把握しておくことが大切ですね!!

ちなみに日本におけるなすは、『果菜類』に分類されるお野菜で、これは花がついた後、実に成長した部分を食べるお野菜、という意味です。

ナスの1年

なすの花の開花時期は6~10月頃で、花が咲いてから実になるまで約2~4週間です。

ということは、なすの収穫時期は6~11月ということになりますね。インドにはかないませんが、意外と収穫時期が長いですよね。

家庭でなすを育てて収穫する時にも、花の時期に注目して、花がついてから2~4週、を目安になすを収穫していきましょう!

なすの旬

さて、なすは6月から11月にかけて収穫されるということはわかりましたが、その中でも一体いつが一番おいしいのか?!気になりますよね。

旬のお野菜は味も栄養も最高なので、絶対に頭に入れておきたいポイントです!!!

 

なすの旬、それはずばり7月8月9月です。

 

農家の方に聞いてみたところ、夜間は最低10℃、日中は28℃~30℃くらいが1番なすが元気に生育する気温とのことで、しっかりと気温が上がってくる夏が1番甘くておいしいなすがなるそうです。あまーい焼きなす、美味しいですよね~!!!

美味しいナスに育つには?〜旬の理由〜

なすには日差しも必須とのことです。

なすの皮のあの黒っぽい紫色、あの色は実は紫外線によってなすがこんがり日焼けをしている状態なんですって。人が日焼けをするのと同じ原理で、元々薄い色なのが日差しを浴びれば浴びるほど濃くなっていくんだそうです。

野菜が日焼けをするなんてびっくりですよね!!日光をしっかり浴びていないなすは、残念ながら皮が白っぽかったり、実が硬かったりと味がいまいちだとか。

だから、どんどんと気温が上昇し、日差しも強くなる7月8月はなすにとって最適な季節といえるんですね!!

どっちが美味しい!?夏ナスvs秋ナス

また、なすは梅雨明け後、気温が高くなってくる時期に一度株を休ませる『更新剪定』を行うと、涼しくなる初秋頃にまたどんどんと実をつけ始めるんだそうです!!

剪定作業はなすにとっては夏休みみたいなもので、お休みをすることでしっかり元気を取り戻してくれるのです。お休み前のなすは『夏なす』といわれ、日差しを浴びて中身は甘く、皮は暑さに耐えられるように厚めです。

一方、切り戻し後に実るなすは『秋なす』と呼ばれ、若干実が小さめになりますが、次々と実り、実も皮もとても柔らかく瑞々しくなります。

 

なすの旬といえば、『夏なす』と『秋なす』のふたつを楽しめる7・8・9月ということが分かりました。それぞれ違った美味しさが楽しめますので、ぜひ時期を逃さずに色々なお料理に使ってください!!

なすの生産量と産地

ナスの生産量を見ていきます。日本の生産量だけでなく、海外の生産量も見て行くことにします。

なすの生産量 世界では?日本では?

インドが原産のなすでしたが、現在では全体の90%がアジアで生産されています。

残りの5%がアフリカ、同じく5%がヨーロッパで生産されています。

アジアが圧倒的にシェアしているんですねー!!日本は中国に次いで世界で2番目のなす生産国です!!

 

日本国内での生産については、東京都卸売市場の統計によると平成28年9月から翌年9月までの1年間におけるなすの生産量は36,077,341kgでした!桁が多くて見にくいですが…つまり約36077tですね!!!!

1年間の中で最も生産が多かった月が6月で4,029,974kg、

反対に一番少なかったのは12月で最盛期である6月の3分の1程の1,338,775kgでした。

 

なすは大体1本80g位が平均的な重さといわれていますので、その目安で計算してみると…50,374,675本!!ひと月で5,000万本以上も生産されているんですね!!!!

想像以上に多い!!日本人って本当になす好きなんですね~!!

なすの名産地ってどこだろう??

次に、同じく中央卸売市場の統計から平成28年9月から平成29年9月までのなすの生産量を都道府県別でみてみたところ、高知、群馬、栃木、茨木、埼玉が上位5県を占めていました。

実はなすの生産量は結構変動しており、

  • 10年前は1位高知、2位福岡、3位熊本、
  • 5年前は1位高知、2位熊本、3位群馬、

そして最新のデータでは

  • 1位高知、2位群馬、3位栃木、

というように上位3位が入れ替わっています。

 

ただ、高知県はずっと首位をキープしていて、現在は全体の4割以上のなすを生産しているので、なすといえば高知県、で間違いないようです!!

冬季のなす栽培

さて、先ほどから挙げているなす生産量上位5県の1年間の生産を辿ってみると、埼玉県が12・1月の冬季栽培がゼロですが、その他の4県は常時なすの生産が行われていることが分かります。

他県でも埼玉県と同じように、冬季のなす栽培はがくんと減りますが、その間先ほどの上位4県に加え、佐賀、千葉、岡山、熊本、長崎、愛知、宮崎、福岡のそれぞれの県でハウス栽培によるなすの生産が行われています。

なすは寒い冬が苦手だけれど、温室でぬくぬくおいしく育っているんですねー!!暑い国生まれのなすを寒い時期にも食べられるって本当に幸せです~。

なすの値段…変動はある??

続いて先ほどと同じ東京と中央卸売市場の統計データを用いて、気になるなすの値段の変動について調べてみました。

年間を通じた平均価格は1kg当たり388円、先ほどと同じようになす1本80gと考えてみますと、市場の卸値は1本31円ほどということですね。

店頭に並ぶ時には2割から3割ほど売値がつけられますので、1本37円~40円ほどくらいでしょうか。3本1袋で110円から120円くらい、確かに買うとそんなくらいの値段のイメージです!

月別のナスの値段

月別で価格の変動を追ってみると、6月から8月は平均価格を下回ります

1番お安く出回るのが7月の303円/kgで1本80gとして市場価格24円、逆に最もお高いのが12月の521円/kgで同じく1本あたり80gで計算してみると市場価格42円でした。

一番お安い時期は仮定の販売価格3本で90円以下、高い時期は150円、なんとその差は60円にもなるということですね!!!

 

この計算はあくまでも参考なので、野菜が高騰する時期やなすの生産が少なくなる冬季には実際はもっと高く値段がつけられて販売されているかもしれません。

だけど、こうしてみてみると、やっぱり旬である7・8・9月はなすの値段もぐっとお手頃になるということが分かりますね!!なすを美味しくお得に食べたければ、狙い目はやっぱり7・8・9月です!!!

おいしいなすの選び方

ここまで、なすの生まれ(原産地)から育ち(旬・収穫時期)までを見てきました。

値段も旬の季節にお買い得になるのでおすすめ!とお伝えしましたが、最後に一番大事なポイント『おいしいなすの選び方』を。

せっかく旬でお安くゲットしたのに、鮮度がいまいちだった~(涙)となることがないよう、ぜひ覚えておいてくださいね。

ナスの皮をみよ!

一つ目はまず、なすの皮の色がしっかり濃いこと!

これは日光をたっぷり浴びて美味しく育ったという証です。ただし、品種によっては元々薄い色のなすもあります。
【→こんなナスあるの?なすの品種と雑学

傷、表面に注意!

次に、皮の表面に傷がなく、つやつや輝いていて、シワがよらずにぴんっと張りのあるものを選んでください。

ヘタで新鮮かどうか?が一目瞭然

そして、特に鮮度の度合いが分かりやすいのは、なすの『ヘタ』の部分です。へたの切り口が新しく、へたについているとげがささると痛いものほど新鮮です!!

本当に新鮮なものは触ると怪我をするほどなので、新鮮ななすを手に取るときや調理する際は充分注意してくださいね!!逆に全くとげが痛くなくて柔らかいものは残念ながら少し鮮度が落ちています。

水分が抜けていないか?重さでチェック!

最後に、なすはとっても水分が豊富な野菜なので、手に持ってみたときによりずっしりと重みを感じられるものを選ぶと良いですよ!!

軽いものは中身がスカスカになっていて、お味もいまいちだったりします。

 

なすは他の野菜以上に鮮度によってかなり美味しさが変わるお野菜です。ぜひ新鮮でおいしいものをゲットして、いろんななす料理を楽しんでみてくださいね。

まとめ
  • なすの原産はインド東部。
  • なすの収穫時期は6月から11月。冬季にはハウス栽培も行われている。
  • なすの旬は7月~9月。旬の時期が値段も一番お手頃。
  • おいしいなすは濃い色で重さを感じるもの、へたの切れ目が新しく、鋭利なとげがあるもの。

今日はなすの基本情報をまとめてお伝えしました。なすの旬をしっかり押さえて、お値段もお味も最高ななすをたくさん食べてくださいね。

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