皆さん、にんにくについてどれだけ知っていますか?

にんにくというと、滋養強壮になる、健康や美容によい、様々な料理に使える、独特の香りがする、匂いが気になるのでタイミングを考えて食べる・・・とそんな印象でしょうか?

そんなにんにくですが、今回はにんにくそのものついてご紹介していきます♪にんにくのあれこれ、一緒に見ていきましょう。

にんにくの雑学と漢字は?(基本情報)

植物分類:アスパラガス目 ネギ科 アリウム属

英語表記:Garlic(ガーリック)その葉の形状からアングロサクソン語で槍(ger)、辛い味(leak)の意味

日本でのにんにくの語源または別名:忍辱(がまん=苦難を耐え忍び心を乱さない)という仏教用語から出たとするもので、諸説ある中でこちらが通説になっているとされています

にんにくの漢字

漢方名&漢字:大蒜(だいさん)生薬として用いられています。

漢字は難しすぎですよね!なんと、漢検1級に出題されたこともあるんだとか!!

にんにくの部分ってどうなってる?

にんにくの鱗茎:鱗茎は鱗球とも呼ばれ、にんにくの球そのもののこと。鱗茎は、複数の鱗片(1片)の集まりで出来ています

花茎(かけい):春になり暖かくなってくると、にょきにょきと伸び出てくるものがあります。それが花茎と呼ばれ、私たちが目にするにんにくの芽として食べる部分です

:にんにくは、他のネギ類と同様、直根性ではありません。繊維根と呼ばれる白くて枝分かれの少ないものが伸びてきます。長さは10㎝~30cm。

葉にんにくとは?

:にんにくの若い葉のこと。

普通のにんにくは成長をじっくり待って鱗茎部分を太らせてから収穫するのに対し、葉にんにくはにんにくの成長途中の若くて柔らかい葉を収穫したものです。理に欠かせない野菜ですが、日持ちがせずまだまだ一般的ではありません。

 

にんにくは紀元前3000年以上前から、食用・薬用に利用されていたというほど、人間の食や健康に関係の深い食べ物です。それだけの歴史があるのですから、語源も深いですね。

そのような前から食べ続けられ今でも私たちの身近な野菜であることからも、にんにくのすごさが分かります。

一般的ににんにくというと、鱗茎部分を指しますが、茎部分(花茎)のにんにくの芽や葉部分の葉にんにくもよく料理に利用されていますね。

にんにくの種類・品種を知って料理通に!!

今やスーパーには必ず陳列されているにんにく。国産や中国産など様々ですね。そして、同じ国産でも実は多くの種類や品種があります。

日本では、大きく寒地型と暖地型に分別されます。そんな国産にんにくの品種について見ていきます。

・福地ホワイト六片

青森県・田子市が発祥で、寒い地方で栽培される品種。現在では県南全域に普及し、青森県はにんにく生産量日本一となっている。一粒一粒が大きく皮が雪のように白くて見栄えがよいのが特徴で、糖度が凝縮されつつ辛みとのバランスが良い。にんにく特有の香りがマイルドであり、調理に使いやすい。

・富良野

北海道で栽培される寒地型の品種。同じ寒地系である福地ホワイト六片と違って、鱗片が赤褐色で着色が強いのが特徴。茎にんにく、葉にんにくの栽培にも適している。鱗片は6個前後。

・上海早生(しゃんはいわせ)

主に九州地方や四国地方で栽培される暖地型の品種。鱗片が12個前後と多いが、鱗片1個あたりの大きさ自体は、寒地型の品種よりも軽くて小さい。

・壱州早生(いっしゅうわせ)

長崎県壱岐市が発祥で、暖かい地方で栽培される品種。国産の需要が増えたことにより、近年生産量が増加傾向にある。鱗片は12個前後。

・沖縄早生(おきなわわせ)

沖縄で栽培されている極早生の品種。寒地系や暖地系の品種にみられる休眠がなく、冬期間も休眠せずに生育を続ける品種であるため。暖地系の品種よりもさらに早く収穫することができる。鱗片は12個前後で色は淡桃色。

・遠州極早生(えんしゅごくわせ)

遠州=静岡県西部で古くから栽培されている品種。沖縄早生と同様に極早生の品種。他の品種に比べてサイズが小さく、鱗片の数は12個前後できれいな紫色をしている。

・北海道在来

北海道で古くから栽培されているピンク色をした品種。他の品種に比べてウイルス病に強く丈夫で栽培しやすい。抗酸化作用をもつフラボノイドを豊富に含み、香りが強く味が辛いことも特徴。

・島にんにく

沖縄で古くから栽培されている品種。粒の小さなにんにくで、香りがとても強く凝縮されたような旨味がある。柔らかい葉は、葉にんにくとして、野菜炒めや刺身のみそ和えとして食されることが多い。

こんなに多くの種類があるなんて驚きです。私が普段スーパーで見かけるのはほぼ青森県産だったのは、生産量が日本一だからだったのですね。

寒地系では、鱗片は大きめで数は6片程度、暖地系では、鱗片が小さめで数は12個程度という特徴があるようです。また、それぞれの地域で色も違うのですね。

にんにくの値段はどう違う?

にんにくの値段は、ものやスーパーによって様々です。ですので、ここでは参考価格でまとめました。
私たちは、主に国産にんにくと中国産にんにくを目にしているでしょう。国産の方が中国産よりも価格は高めですが、安心できるという理由で選ばれる方も多いようです。皆さんは、いかがでしょうか。

  • 国産にんにく1個:198円~250円
  • 中国産にんにく:3個で99円程度

国産と比較するとかなり安いのが分かります。

黒にんにく(国産のにんにくを熟成発酵させたもの)になると、300円~高いものになると500円程度で販売されているようです。

黒にんにくは手間暇がかかっており高いのも納得です。値段だけ見れば、家計に助かるのは明らかに中国産ですね。個人的な意見になりますが、より安心を求めるのならば国産でしょうか。

にんにくの産地や生産量を知ろう!

2017年全国出荷量ベスト5はこちら。産地と共に全国シェアに対する割合を%で表しています。
トップの青森県は圧倒的なシェアを誇っていますね!

  1. 青森県 9980t 70%
  2. 香川県 580t  4%
  3. 宮崎県 467t  3%
  4. 北海道 460t  3%
  5. 大分県 213t  1%

青森県以外でも、生産は行われていますが1位の青森県との差は歴然ですね。
国産にんにく=青森県

というイメージが強いのも納得です。

では、世界ではどうでしょう。

世界の総生産は年間約2000万tで、中国は世界シェアの約80%にあたる量を生産しており、なんど日本の約1500倍!圧倒的量です。

輸入にんにくがほぼ中国産というのもうなずけます。

国別生産量ランキング

1   中国  1916万8800t 79.22%

2   インド  125万9000t 5.2%



35 日本   2万600t  0.99%

1位の中国と2位のインドでさえ桁から違いますね。

日本に出回っている取扱量は、国内産と中国産がおおよそ半分ずつを占めているそうです。
それにしても、中国の生産量はすさまじいですね。価格の差が出るのは、必然ですね。

まとめ
  • にんにくは、紀元前3000年前から私たちの生活に深く関わっている食べ物です。私達が食べているのは、主に鱗茎という球の部分ですが、最近では葉にんにくという葉の部分を食べるにんにくもあります。
  • にんにくは、国産でも非常に多くの種類があり鱗片の数、大きさ、色、香り、味などそれぞれの特徴があります。
  • 値段は国産よりも中国産の方が明らかに安く、その理由として、一つは生産量が挙げられそうです。
  • 日本の生産量1位は青森県で全国シェアは70%を占めています。世界的にみると、中国が世界の80%を占めており、中国産にんにくが多いのもうなずける多さであることが分かります。

にんにくの雑学、いかがでしたでしょうか。

日頃からなじみのある食べ物ですが、国産にこんなに種類があるとは最近まで知りませんでした。皆さんも、旅行などに行った際はご当地にんにく楽しんでみてはいかがでしょうか。