天候不良が続くと野菜が育たないだけでなく、流通がストップして、スーパーマーケットの野菜も値上がりしたというニュースも流れています。

もし、自分で野菜を作っていたら…そんな事を気にせずに食卓へ野菜をたくさん出す事ができます。野菜をつくるなら無農薬野菜で、もう少し頑張って有機の肥料で育ててみませんか?

自分のため、家族のために育てた野菜は、格別ですよ。私の娘も、私が育てた無農薬、有機肥料で育てたニンジンを生でかじるのが大好きです。

今回は、有機(オーガニック)で育てる時のメリットはもちろん、デメリットやその対策を農家さんから教えてもらいました。紹介していきたいと思います。

有機(オーガニック)だからこそのメリットとは?

有機=オーガニックなのですが、どうして有機で育てるのが良いのでしょうか?有機野菜の定義(農林水産省認定のものに限る)は、「農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された野菜」です。

農薬や化学肥料に頼らない野菜作りをすると、何が良いのか?詳しく見て行きましょう。

やっぱり、安心!とれたてをガブリが格別です!

自分が無農薬や有機肥料で育てた野菜の魅力は、なんと言っても安全・安心という事です。

娘も、私が畑仕事をしている合間によくきゅうりやトマト、時にはニンジンを収穫してちょっと手で土を取って丸かじりしていました。そんな時でも、あわてる事無く微笑ましい風景になります。これが、農薬を散布していたら…大慌てだったでしょう。

季節や自然をしっかり感じ癒される

私が借りていた畑に、見たことのない大きな鳥が出たことがありました。ビックリして農家さんに後で聞いてみるとそれは、キジでした。また、春になるとウグイスの鳴き声が聞こえるようになり、日に日に鳴き方が上手くなるので、感心した事があります。

有機で野菜作りをする時、気をつけたいのは野菜を育てる時期を守る事です。桜が咲く頃までに植える野菜があったり、梅雨が来る前に植えるもの、梅雨が明けてから植えるものとさまざまあります。

ですから、季節を感じながら畑仕事ができます。周囲の自然を気にするようになります。なんだか人間らしい生活をしているなぁと心まで満たされます。

子どもと一緒に学ぼう!食育の機会がたくさん!

子どもは、嫌いな野菜でも自分で収穫すると食べられたりします。しかも、一緒に育てている内に愛着もわくようで、好き嫌いも少しずつ減っていくようです。親としては、食育もで一石二鳥です。

虫に接する機会も増えます。ミミズやミツバチ、トンボにカエル、バッタなどです。最初の頃、娘が畑に来ると「キャー」と悲鳴ばかりでしたが、ミミズもミツバチもカエルも畑仕事を手伝ってくれる生き物だと教えると、とたんに「かわいい」と言うようになりました。

このように、無農薬、有機で野菜作りをすると食育もでき自然を感じることができますが、一方でデメリットもあります。詳しく、見て行きましょう。

有機(オーガニック)のデメリット

皆さん、無農薬、有機で野菜を作る事は、良いことばかりだと思っていませんか?私も、やり始める前は、良い事(メリット)ばかり頭にありました。しかし、実際に畑仕事を始めると、いろいろな問題に直面しました。

ひとつひとつ見て行きましょう。

夏は、草刈が重労働かも?!

春が過ぎ、野菜の苗も順調に育って梅雨が明けた後の事です。畑の様子が一変しました。雑草です。

春の時点でも、雑草が生えましたが、カマで刈っておけばなんとか綺麗に畑を保つことができていたんです。それが、梅雨が明けて本格的な夏になると、野菜の成長より雑草の成長が早いんです。

刈っても、刈っても…追いつかず、畑の一部は、もう放置です。

見かねた農家さんが草刈機(ガゾリンタイプ)で草を刈ってくれました。そして、「カマだけじゃ追いつかないから道具をそろえろ」と助言してくれました。

草刈機の種類は、主に2つです。電気式というものもありますが、庭の手入れなどに使う目的で家のコンセントに繋いで使います。畑で使える草刈機について説明していきましょう。

メリット デメリット
ガゾリンエンジンタイプ
  • 長時間作業が出来る
  • パワーがある
  • メンテナンスが大変
  • ガソリンが必要
  • 重い
充電式タイプ
  • 扱いが簡単
  • 持運ぶ時、車が汚れない
  • 30分程度しか使えない
  • 雨の日に使えない

草刈機の名称をクリックすると使い方の動画が見れます。参考になさって下さい。

ホームセンターに行かれると分かりますが、私が購入した充電式タイプの方が値段が2万円弱くらいだったと思います。思わぬ出費に、びっくりです。

草を放置する事で、野菜に影響が出るだけではないのです。どんなトラブルがあるかお話しましょう。

虫が!!

雑草が生える事で、害虫の数も増えました。日差しが強い夏場の雑草は、虫にとっては居心地の良い場所になってしまうのです。

また、害虫によって成長途中の野菜たちが食われて、弱ってしまいます。弱った野菜は、病気にもなりやすくなるので悪循環です。

野菜が弱るだけではありません。時には、人間同士のトラブルにもなります。どんなトラブルでしょう?見て行きましょう。

時にはご近所さんから苦情も?!

最近、野菜作りを始める方に人気なのがレンタル畑やJAが管理している市民農園です。畑それぞれに柵がある場合と目印だけの場合があります。

密集しているシェア畑だと、やはり雑草の存在はご近所(畑の)からの苦情になります。場合によっては、管理人から注意を受ける事も考えられます。全く、雑草を失くすことは難しいですがある程度で食い止めることが大切です。

では、どんな対策があるのか知りたいですよね?説明していきます。

デメリットの対策を知って安心しよう!

何事も、先手先手を打つことが大切です。

農業の発展に貢献した事で有名な二宮金次郎が残した言葉に「上農は草を見ずして草を取り、中農は草を見て草を取り、下農は草が伸びてから革を取る」と言うものがあります。これは、「優秀な農家は草が出ないうちにそろそろ草が芽吹いてくるなと思うころには畑の手入れをし、先手を打って草を抑えてしまう」という意味です。

という事で、先手を打つ方法を紹介します。

草が生える前に…

昔に比べて現代は、便利な物も増えました。その一つがマルチです。マルチとは、畝(うね)の上に被せるビニールです。太陽光の熱で草が生えにくくなります。また、畑に苗を植える前に、マルチを敷き太陽光でその中にある雑草の種を死滅させてしまうんです。その後に苗を植えることで雑草に栄養を取られず野菜は成長します。

ホームセンターなど行くと白・黒・メタル・透明な物がありますが、使う時期によって使い分けします。大抵の場合は黒マルチを使う事が多いですが、分からない場合はホームセンターで確認してみて下さい。

それでも草が生えてしまったら?

マルチの穴から多少は雑草は生えることがあります。その場合は、地道に抜きましょう。

厄介なのは、畝(うね)と畝の間のマルチがない所です。ここに、マルチを引く農家さんもありますが、雨の後に水が溜まることや、足元が滑りやすいのがデメリットです。

私の場合は、既に雑草が生えてしまった後だったので、農家さんが教えてくれた方法を試してみました。

ある程度、刈った草を根が残っている草の上に乗せて土を被せる方法を使いました。植物に必要なもの…光と空気を遮断して雑草の生育を止める方法です。夏の日差しの強さで土が乾燥してしまう中、雑草の草で乾燥しませんでした。

雑草の対策の次は、害虫の対策です。成長途中の野菜を守る方法を紹介します。

野菜が自立するまでは、守ってあげよう!その対策

農家さんから教えてもらった、虫と鳥から種や苗を守る方法があります。え?鳥からも守るの?と思われた方がいますね。実は、私も鳥が野菜を食べ荒らすイメージがなかったんです。

ヒヨドリという小さな鳥は、主にレタスやキャベツを食べちゃうんです。貴重な冬野菜でも葉野菜を好んで食べてしまうので農家さんでも対策をしています。

夏の間は害虫から、冬はヒヨドリから野菜を守るのがパオパオという網状のネットです。農家さんが「虫除けは、パオパオしとけ」とアドバイスしてくれた時は…「?」でした。パオパオと言うのは商品名です。

種の状態でネットする時は、「べたがけ」をするといいます。これもすずめやカラスなどの鳥から種を守るためです。

まとめ

無農薬、有機肥料での野菜作りにはメリットだけでなくデメリットがあります。デメリットもしっかり対策をすれば楽しく野菜づくりをする事ができます。

  • 家族や自分のために無農薬、有機肥料で育てた野菜はとれたてで安心。
  • 自然や季節を感じストレス解消にもなる。
  • 子どもの野菜嫌いを克服、食育もできて一石二鳥。
  • 夏は雑草との戦いになる覚悟をする。雑草には害虫が集まりやすい。
  • シェア畑の住人とのトラブル回避にも雑草の対策は万全にする。
  • 草刈機、マルチ、パオパオなど便利な農機具・農資材を活用し楽に畑を楽しむ。

備えあれば憂いなしです。シェア畑などには、草刈機やクワ、耕運機を貸してくれる所もあるようです。一度、調べてみるのもいいですね。

使えるものは、どんどん使って楽しく無農薬、有機肥料での野菜作りにチャレンジしてみて下さい。

次のページへ ➡︎