最近、野菜が高くなり、スーパーマーケットの野菜売り場で、いろいろ考えてなかなかカゴに入れることができません。ピーマンなども安いとついつい、多めに買ってしまうけど、ちゃんとした保存方法じゃなかったのか?腐ってしまったなんて事ありませんか?

値段が高騰している中、比較的安いピーマンですが、皆さんはどうやって保存してますか?そして、ちゃんとした保存方法は知っていますか?

以前、私はピーマンを栽培し、朝市や近所のスーパーマーケットで販売していた経験があります。その時に、いろいろ体験した事や上手くできる保存方法の発見をしました。

今回は、ピーマンの賞味期限、消費期限や保存方法を紹介します

まずは、スーパーマーケットで新鮮なピーマンを選んで買ってくる事が大切です。では、どんなピーマンを買って来たらいいのでしょうか?

日持ちさせたいなら新鮮なピーマンを買おう!

保存方法も大切ですが、まずは、新鮮なピーマンでなければ、日持ちしませんよね?でも、どんなピーマンがいいのかわからないし、スーパーマーケットに売ってるものなら新鮮でしょ?と思ってますよね?

私は、野菜を地元のスーパーマーケットに卸していた野菜農家さんに同行した経験があります。スーパーマーケットは、閉店後に大きな冷蔵庫で保管します。腐る直前まで陳列している所もあります。

つまり、あなた自身が新鮮な野菜かどうか?見極めができれば、家での保存でも日持ちしやすくなるんです。

では、どこを見て買うのか?ポイントを紹介します。

買う時はヘタをしっかりと見るべし!

ピーマンが新鮮かどうかは、ヘタを見ると分かりやすいんです。また、無農薬のピーマンなどは、ヘタから害虫が入ってしまうこともあります。ですから、ヘタを見てピーマンを買うことをおすすめします。

では、どんな所に注目してヘタを見たら良いんでしょうか?

  • ヘタが、茶色や黒くなっていないか?
  • ヘタ辺りに針を刺したような後がないか?(無農薬のピーマンの場合、害虫が入り込んでいる可能性があります。)
  • ヘタが5角形か?6角形か?(6角形の方が甘みが強いと言われています。)
  • ヘタから下がシワシワになっていないか?

買ってきた袋のままで、冷蔵庫へ入れるのは…危険!?

スーパーマーケットだと、1つずつ売られている事が多い、ピーマンです。

これが、JAの直売所や朝市など農家さんが売る時などは、透明のビニール袋に入っていて口をビニールテープで止めてある状態で売られているのですが、ご存知でしょうか?

このまま、冷蔵庫の野菜室に入れて保存していると…腐りやすいって知ってますか?

もし、透明なビニール袋に入っているピーマンを買ってきた場合は、家に帰ってきてからすぐにビニールから出して保存して下さいね。

どうして、袋から出して保存した方がいいのか?は、後ほど説明します。

では、皆さんは、ピーマンが腐った所を見た事がありますか?私は、何度か見た事があります。それは、自分で収穫して保存しておいたピーマンが冷蔵庫の野菜室にたくさんあった時期の経験でした。

腐る前に食べるが一番いいのですが、それが出来ないとどうなるのでしょうか?

ピーマンはいつ腐る?変色したら?色が黒いのはOK!?

新鮮なピーマンを選ぶポイントとして、ヘタを見るように紹介をしました。

ヘタが黒かったり、茶色の場合、切ってみると中の種が既に黒くなっている事があります。この状態は、既に腐る直前と言ってもいいのです。

このまま放置しておけば、1週間もしない内に外の緑の部分も変色して、ドロっと腐っていきます。

1つ腐ったら…

冷蔵庫の野菜室で保存していたピーマンから異臭がして、見ているとドロっとしてた!なんて経験が(かなり放置しないと無理なんですが)ある方は、いません…よね?

ピーマンは、みかんと同じで、ひとつでも腐ってしまい汁が他のピーマンに付くと、腐ってしまうんです。ですから、腐ったピーマンを見つけたら、すぐに処分して、周りについてしまった汁をしっかり拭き取る必要があります。

こんな事になる前に、食べきりたい!どうせならおいしい内に食べてしまいたいですよね?

ピーマンの賞味期限&消費期限

実の所、ピーマンにかぎらず、野菜の賞味期限は、よくわからないのです。

自分自身で栽培していれば収穫した日から1週間程は、おいしく食べられる事がわかります。しかし、スーパーマーケットで販売している野菜たちは、いつ収穫したかもわかりません。産地が住んでいる地域から離れていれば、それだけ収穫から時間が経っている事が分かる程度です。

ですから、地産知消(ちさんちしょう)をおすすめします。

地産地消とは、地元で取れた畜産物を地元で消費するという事です。新鮮なものが手に入りやすいですし、何より運送によるCO2の削減もできるので、環境にもいいです。

ピーマンの消費期限

ピーマンは、腐らない限り食べられますが、唯一切った時に、種が黒くなっていた場合は、腐る直前ですので、食べるのは避けた方がいいです。

この消費期限は、保存方法で長くも短くなるのです。

実際どのように保存したら、良いのでしょうか?説明していきますね。

冷蔵庫に保存する時の注意点

先ほど、上記でJAの直売所や朝市などで農家さんから直接買ってきたピーマンを透明のビニール袋のまま冷蔵庫の野菜室に入れない事をおすすめしました。

ココで説明していきます

ピーマンの弱点は?

実は、ピーマンは水分が付いたまま放置すると、そこから腐ってしまうんです。

常温から冷蔵庫の野菜室へ移動させると温度差で、水蒸気が付きやすくなります。

しかも、ビニール袋に入ったままの状態だと、ピーマン同士が密着した状態になり水分が発生しやすくなってしまうんです。

冷蔵庫の野菜室へ移動させる時には、袋から出してちゃんと水分を拭き取ります。丁寧に処理するならば、ひとつ、ひとつペーパーに包んで、ラップをして保存するのが良いです。

そもそも、ココまで丁寧に保存が必要なピーマンですが、スーパーマーケットでは、冷蔵コーナーにはありませんね。どうしてなんでしょうか?

スーパーマーケットでは、常温で売られてるけど…

皆さん、スーパーマーケットでピーマンがどこに陳列されているか?少し、思い出してみてください。

たいていの場合、常温(店内は夏なら冷房、冬なら暖房が入っていますが)の状態で売られていませんか?

家に帰って来て、ピーマンをどこで保存していますか?冷蔵庫の野菜室では、ありませんか?どうしてでしょう?

野菜は、常温で保存するもの、冷蔵庫の野菜室で保存するもの、水にひたして保存するもの…とそれぞれの野菜にあった保存の仕方があるんです。

では、ピーマンの場合は、どうなんでしょうか?みていきましょう。

ピーマンが好きな温度は?

ピーマンが好きな温度があるって知ってますか?実は、あるんです。10度前後が最適なんです。それより高い温度は、冷蔵庫では避けることができます。しかし、冷蔵庫の野菜室の温度は、約3~7℃くらいが一般的なので、ピーマンにとっては、やや低い温度になります。

ピーマンは、夏の野菜です。ですから、寒すぎるのは苦手なんです。保存する時に、冷たい風が当たり過ぎたりすると低温障害をおこす事があります。

低温障害とは、簡単に言うと、野菜が風邪をひいてしまった状態です。では、具体的な症状を見て行きましょう。

症状

  • 変色する
  • ハリが無くなる
  • 水っぽくなる

この低温障害をおこす野菜は、ほとんど夏野菜です。そして、暑い地域が原産の果物や野菜たちなんです。

では、時々見る冷蔵庫でシワシワになってしまったピーマンは、どうしてなんでしょうか?説明していきましょう。

冷蔵庫の中は、乾燥してる?

人工的に冷やす機能の冷蔵庫だからこその弱点が、冷蔵庫内は、乾燥してしまうという事です。ですから、長期間、冷蔵庫の野菜室に保存していれば、どんどん乾燥が進んでしまうのです。

ハリのあった肉厚のピーマンも、何も処理をせずに保存していたら、1週間もしない内に水分を失いシワシワになってしまいます。

乾燥によってシワシワになっただけなら…食べられるでしょうか?見て行きましょう。

シワシワなピーマンは食べられる?目安が知ろう!

乾燥によるシワシワが原因ならば、食べられなくはないです。

食べられるか?食べられないか?の目安は、そのピーマンが腐る直前かどうかです。意外に、この見極めは、難しいです。ですから、無理をして食べる事はない。と私は思います。

特に、お子さまは、苦味を強く感じる事があり、ピーマンの苦味を覚えてしまうとそのままピーマンが嫌いになってしまう可能性があります。

ピーマンって、いきなり腐っているというイメージがあるのは、私だけでしょうか?もし、そんな感覚がある方がいたら、その感覚は間違っていないかもしれません。

野菜には、ある成分を出して、成熟しようとする事があるんです。それがエチレンガスといわれるものです。エチレンガスってなんでしょうね?

エチレンガスって知ってる?

ピーマンから出ている成分の一種です。このエチレンガスというものは、ピーンだけでなくブロッコリーやリンゴなども多く出しているんです。

エチレンガスって事は、あるけど、何?って方もいますよね?青いバナナをリンゴと一緒にしておくと良いとかブロッコリーと他の野菜を一緒に保存しない方が良いとか聞いた事は、ありませんか?

エチレンガスとは、野菜やくだものを成熟させるために分泌される成分なんです。そのため、エチレンガスが多く分泌される野菜やくだものは、自分自身もそのエチレンガスで成熟してしまう事もあるんです。

つまり腐りやすくなるという事なんです。

それを防ぐために、ひとつ、ひとつラップで包むのが良いのですが…結構、面倒ですよね?私も、かなりズボラな方なので、何とか楽にエチレンガスを防げないか?考えた事があります。

その方法が100均一で、売っているあるものを使う事です。では、紹介しましょう。

便利なものが100均一で売ってるよ!

100均一のショップに行くと、便利なものが売っています。

商品名は、ショップによって異なりますが「野菜保存袋」と明記があり、グリーンのビニール袋であれば大丈夫です。

私は、ダイソーさんでLサイズとMサイズのある、Lサイズを購入しておきます。大は小を兼ねるんです。ピーマンの場合は、ひとつ入れてくるくると袋をひねっていき、房が出来る状態でどんどんピーマンを入れていきます。

ひとつひとつ、個別に包むより早いですし、取り出す時も上から順番に使えば、ひとつだけ冷蔵庫の野菜室で残され腐ってしまう事もありません。

ただ、長期保存をしたいのであれば、冷蔵庫の野菜室保存よりも冷凍保存をおすすめします。え?ピーマンって冷凍保存できるの?と驚かれた方、できますよ。見て行きましょう。

ピーマンの冷凍保存!保存方法と保存期間とは?

ピーマンを冷凍保存するなんて、聞いた事ないですよね?

意外にもこの方法は、農家さんは知りませんでした。「欲しかったら、畑で採って、そのまま料理する」のが農家さんの常識だからです。

ただし、注意がいくつかあります。みていきましょう。

冷凍保存のポイントとは?

食べきれず、腐らせてしまったり、美味しくなくなってしまう前に、冷凍してしまう事をおすすめします。ポイントがいろいろあります。説明していきますね。

【ポイント】

  • ヘタ、中のわたをしっかり取り除き洗っておく
  • 水分が残らないように拭き取る
  • ピーマンをたて方向に切る(料理の用途に合わせて切る大きさを変える)
  • 使う分に小分けしてラップで包む
  • ラップしてあるものをジプロックなどに入れ空気を抜いておく

冷蔵庫のどこに保存するのがいい?保存期間は?

私は、冷凍する時に、冷凍庫にアルミの板を入れてあるので、そこへ置きその上にアルミホイルを乗せて短時間で冷凍させるようにしています。

冷蔵保存だと、1ヶ月は保存可能です。但し、鮮度も落ちていくので、出来る限り早めに食べきる事をおすすめします。また、霜が付かないように気をつけて保存して下さいね。

冷凍したピーマンの使い方 レシピのおすすめは?

画像出典

ピーマンを冷凍する時のポイントに「使う分だけ小分けしてラップに包む」「料理の用途に合わせた大きさで切っておく」と明記しました。

なぜかと言うと…

冷凍したピーマンは、解凍せずそのまま料理に使うからです。解凍すると水分が出て、それと一緒に栄養分まで解け出てしまうんです。

では、理解して頂いたところでおすすめのレシピを紹介します。

冷凍ピーマンの佃煮

このピーマンの佃煮だと、大体3個~4個のピーマンを消費できます。たて方向に細く切ってあるピーマンを使います。

味付けはお好みでいいのですが、お子さまがいる場合は、しょうゆ、みりん、砂糖で甘辛くしてあげると喜ばれると思います。仕上げに白ゴマを振りかけるのもおすすめです。

ごはんとの相性もいいですし、お酒のおつまみとしてもいいでしょう。

冷凍ピーマンの卵スープ

これも簡単で、美味しいレシピです。

冷蔵庫の中にある余った野菜(にんじんやもやしなど)をピーマンと同じサイズに切り、ピーマンと一緒に煮てそこへ鶏がらを適量入れます。

野菜に火が通ったら、溶き卵を回し入れ、最後にごま油を少量入れ出来上がりです。チャーハンのお供としてもいいです。

でも、ピーマンの栄養を存分に吸収したい方に、おすすめなのは、生で食べる事です。生で食べられる?と思われた方、ピーマンは、生でも食べられる野菜なんですよ。

新鮮なピーマンなら生で食べよう!

ピーマンは、ビタミンCが豊富な野菜です。このビタミンCは、火に弱いといわれますが、ピーマンの中のビタミンPのおかげで、ビタミンCが壊されにくいんです。

しかし、火に通す事でビタミン類は少なくので、生で食べる事がいいんです。せっかくなら美味しくたべたいですよね?

ピーマンをディップに付ける

苦味をおさえるには、乳製品を加えるのが良いんです。チーズ系のディップを作ってそれを付けて他の野菜と一緒に野菜スティックとして食べるのもおすすめです。

また、アボカドとマヨネーズのディップも簡単に出来て相性も良いです。

まとめ
  • ピーマンを日持ちさせたいなら、ヘタをしっかり見て買う事。
  • ピーマンが腐ってしまったら、すぐに処分し、他のピーマンに付いた汁をしっかり拭き取る(そのままにしておくと、すぐに腐敗が伝染する)
  • 野菜には、正確な賞味期限・消費期限の明記がないため地産地消(ちさんちしょう)がおすすめ
  • 冷蔵庫の野菜室で保存する時は、水分を拭き取り、ひとつひとつ小分けして保存する
  • 冷蔵庫が冷えすぎると、ピーマンは低温障害をおこしたり、冷蔵庫内の乾燥によってシワシワになる事がある
  • ピーマンを小分けするのは、エチレンガスの分泌による成熟を抑えるため
  • 長期保存は、冷蔵保存より冷凍保存
  • 冷凍保存したピーマンは、解凍せずそのまま使用する
  • 新鮮なピーマンは生で食べて栄養を吸収する事がおすすめ

今回は、ピーマンを日持ちさせるための保存方法やピーマンのレシピを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

無駄なくおいしくピーマンを食べる工夫のお手伝いができたら幸いです。